カズウィーンの勇者殿

カズウィーンの勇者殿 ~ 鬣(たてがみ)の無い獅子

カズウィーンの勇者殿

Hero of Kazwien

クライアントは他と何か違うものっていう爆弾をしばしば投下してくる。差別化とかオリジナリティとか、強みやブランディングとか、その名を変えて襲ってくる。でも、その多くは思い付きやノリのようなもの。だんだんと現実味を帯びてくると…。弱虫の勇者殿というお話。

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すっぱいブドウ

すっぱいブドウ ~ ポジティブな負け惜しみ

すっぱいブドウ

Fox and grapes

何かに失敗しちゃったときに恥ずかしかったり格好が悪かったり、ばつが悪かったりして、周りに対しては強がって見せ、自分に対しては言い訳をする。こういう作業って意識的にせよ無意識にせよ、みんなやることでしょう。今回は負け惜しみというお話。

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ギリシャの絵描きと唐の国の絵描き

ギリシャの絵描きと唐の国の絵描き ~ 純正な心とデザイン

ギリシャの絵描きと唐の絵描き

Greek designer and Tang designer

デザイナーの習性なのか、デザインがうまく決まらないとき、あれこれとこねくり回して挙句、どんどんどんどん、もりもりもりもり、付け加えていっちゃう現象ってあるあるだよね。世の中シンプル、ミニマルが好まれる時代。ここは原点に立ち返って、心の鏡というお話。

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犬と兎 ~ 敵か味方か

犬と兎

A dog and rabbit

以前のコラムで『 ロバを売りに行く親子 』で八方美人の話をした。周りに合わせて何となく調子を合わせ、社交辞令を吐きまくる人が居ますよねぇって話。で、今回はそれに関連する敵か味方かという話。

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光の宮殿

光の宮殿 ~ 受け入れる度量とユーモアセンス

光の宮殿

Palace of the light

こういう仕事をしていると、毎日のようにアイデアを求められる。アイデアを求められることも提案することも好きでやってることなんで苦にはならないし、それ自体は楽しんでやっている。発想の転換というお話。

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壁と釘

壁と釘 ~ 諸悪の根源

壁と釘

Nails and Wall

指示や要望通りに仕事をしていても、時に理不尽な要求や要望を受けるときがある。不条理な理屈を並べてまくしたてるその相手は、時には上司だったり、時にはクライアントだったりと様々。今回は諸悪の根源というお話。

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天文学者

天文学者 ~ 近くの現実、遠くの未来

天文学者

Astronomer

フリーランスやクリエイターにとって、これから先のことを考えると不安だらけになる瞬間があります。それを打ち消すのは明るい未来という妄想。夢や希望、目標。しかし遠い夢ばかりを妄想していると文字通り落とし穴が待っている。バランスというお話。

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ヒュギーヌスの寓話

ヒュギーヌスの寓話 ~ 他者への気配り

ヒュギーヌスの寓話

In Hyginus’ Fabulae

この業界の人なら良く耳にするセキュア(Secure)という言葉。セキュリティの元となった言葉で、この言葉の起源はギリシャ神話まで遠くさかのぼります。ある寓話の中に、この言葉に隠された思いが込められています。今回は気配りというお話。

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あてにするものはあてにならない

あてにするものはあてにならない ~ 信頼しない関係性

あてにするものはあてにならない

Not to be relied upon

宮沢賢治と言えば「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」が有名ですが、今回はどちらでもなく宮沢賢治の初版本『春と修羅』に「昴」という詩があり、大変興味深い表現が出ているので紹介したいと思う。執着というお話。

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目に見えぬ象

目に見えぬ象 ~ オリエンの重要性

目に見えぬ象

Blind men and an elephant

クライアントやディレクターから案件の詳細を聞かされずに「こういう作業をいつまでにお願い」とだけ言われて着手することがあるだろう。全体像が見えないままの作業は不安なものですよね。今回はオリエンの重要性というお話。

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