富岡八幡宮

江戸最大の八幡さま ~ 富岡八幡宮

我が家の氏神様

実家にほど近く、幼いころから庭のように遊び、何があっても何もなくても、氏神、土地神として手を合わせ、いつも傍らにある八幡さま。江戸三大祭りとして4年に一度、沢山の神輿が門前仲町を練り歩く深川八幡まつりや、最近では賛同で定期的に開催される骨董が有名で、初詣や帰省した時には必ず参る、とっても懐かしいノスタルジー富岡八幡宮。

御由来

About Kameido Tenjin Shrine

寛永四年(1627)、当時永代島と呼ばれていた現在地周辺の砂州一帯を埋め立て、社地と氏子の居住地を開き、総じて6万508坪の社有地を得て創建されました。「深川の八幡様」と親しまれ、今も昔も変わらぬ信仰を集める「江戸最大の八幡様」です。

江戸時代には、源氏の氏神である八幡大神をことのほか尊崇した徳川将軍家の手厚い保護を受け、明治維新に際しては朝廷が当宮を准勅祭社に御治定になり、勅使を遣わされ幣帛を賜り、新しい御代の弥栄を祈念されました。

また、庶民の信仰は江戸の昔から大きな歴史の変転を経て現代に至まで変わることなく篤く受け継がれ、今も善男善女の参拝は絶えず、特に毎月1日、15日、28日の月次祭は縁日として大変な賑わいを見せています。

伊能忠敬像

平成13年(2001)10月20日、江戸時代の測量家・伊能忠敬翁の銅像が境内大鳥居横に建立され除幕式が行なわれました。測量開始から200年を迎え、50歳を過ぎてから天文学・測量術を学んだ忠敬翁が注目を集めていますが、翁は深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行への出発前には必ず富岡八幡宮を参拝していたといいます。
周辺には伊能忠敬翁隠宅跡のほかに、天文学を学んだ暦局跡、歩測訓練を行なった道、終焉の地などが点在しています。

勧進相撲 発祥の地

江戸時代の相撲興業は京・大阪からはじまりますが、 トラブルが多くしばしば禁令が出ていました。その後禁令が緩み、貞享元年(1684)幕府より春と秋の2場所の勧進相撲が許されます。その地こそが富岡八幡宮の境内でした。
以降約100年間にわたって本場所が境内にて行われ、その間に定期興行制や番付制が確立されました。のちに本場所は本所回向院に移りますが、その礎を築いて現在の大相撲へと繋がっていくことになります。
富岡八幡は江戸勧進相撲発祥の地なのです 。

横綱力士碑・大関力士碑

明治33年(1900)、第12代横綱陣幕久五郎を発起人に歴代横綱を顕彰する碑が建立されました。この碑には初代明石志賀之助から67代武蔵丸関までの四股名が刻まれていますが、その大きさは高さ3.5メートル、幅3メートル、重量は20トンに及び、横綱を顕彰するにふさわしい堂々たる石碑です。
新横綱誕生時には相撲協会立会いのもと刻名式が行われ、新横綱の土俵入りが奉納されます。また両側には伊藤博文、山県有朋、大隈重信といった賛同者の名が刻まれており、広く各界から協賛を得て建立されたことを物語っています。

また、表参道大鳥居をくぐってすぐ右手に、 歴代大関を顕彰するために建立された 「大関力士碑」があります。
この碑は明治時代に、9代目市川団十郎と5代目尾上菊五郎により寄進されていた2基の仙台石を活用し、初代大関雪見山から最近では小錦関、霧島関まで、104人の歴代大関の四股名が彫り込まれています。

またその傍らには巨人力士碑、巨人力士手形足形碑、 強豪関脇碑、 釈迦ヶ嶽等身碑等一群の顕彰碑が立ち並んでおり、横綱力士碑とあわせて、相撲名所として相撲ファンに親しまれています。

御祭神

応神天皇[ 誉田別命 ](ほむたわけのみこと)

御朱印

御朱印|富岡八幡宮
富岡八幡宮 御朱印
ポストカード|富岡八幡宮
富岡八幡宮 ポストカード

受付時間:9:00 ~ 17:00 (社務所)
初穂料 :¥500
御朱印帳:¥1,200

主な行事

例祭(深川八幡まつり)

8月15日

富岡八幡宮の例祭は8月15日を中心に行われます。俗に「深川八幡まつり」とも呼ばれていて、赤坂の日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭とともに「江戸三大まつり」の一つに数えられています。3年に一度、八幡宮の御鳳輦が渡御を行う年は本祭りと呼ばれ、53基の町神輿が勢揃いして連合渡御する様は「深川八幡まつり」ならではのものです。

また、富岡八幡宮には元禄時代に豪商として名を馳せた紀伊国屋文左衛門が奉納したとされる総金張りの宮神輿が3基ありました。しかし関東大震災で惜しくも焼失、それから68年の時を経て平成3年に日本―の黄金大神輿が奉納され宮神輿が復活しました。
その大きさゆえに毎年担ぐことが叶わない為、新たに宮神輿を製作し、二の宮として平成9年(1997)の例大祭で華麗に渡御しました。
この2基の神輿は、参道に飾ってあります。

黄金神輿|富岡八幡宮
日本―の黄金大神輿

骨董市(楽市楽座)

毎月 第1(1月は除く)・第2・第4・第5日曜日 早朝より日没まで

平成6年(1994)に始まり、下町の骨董市として親しまれています。参道には100店以上が出店し、着物や古布、金物、小道具、美術品などなど、高級品から日用品まで、 日本のみならず世界各地から多彩な骨董品が集まっていて、掘り出し物を見つけられるかもしれません。

フリーマーケット

毎月 15日・28日 早朝より日没まで

日用雑貨からインテリア用品・手作り雑貨など幅広く出店されており、フリーマーケットを楽しみに来られた方から、掘り出し物目当ての方等幅広い方々より愛されております。毎回、約80店ほどが出店し、その数も年々増えており、更なる賑わいを見せてます。

参拝記録

参拝日:令和元年 6月 7日 (金)先負 雨

交通案内

東京メトロ東西線 門前仲町駅より徒歩3分
都営地下鉄大江戸線 門前仲町駅より徒歩6分
都営バス 東22・東20/都07 富岡一丁目

~ 富岡八幡宮関連リンク ~

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