あとがき

地方でフィーバー! ~ 都市部のアウトソースになるには

クリエイターが地方で輝く方法

Think about how to work locally – LokiChan #4

今年(2020年)の前半は、コロナに振り回されましたが、幸か不幸か全く進まなかったテレワークやリモートといった働き方が皮肉にも注目を集めて導入する企業が増えました。後半もwithコロナは継続し、経済活動も制限される中で、この業界はどう変化するでしょう。ロキチャン #4 あとがき。

ローカルな働き方を考える!

Talk theme

ロキチャン #4 のテーマは、都市部を離れて地方で働く方法やクリエイターが地方で活躍するためのポイントについて考える回でした。

現在、地方在住のクリエイターさんや、地方への移住を考えてるクリエイターさんに向けた、地方での立ち回り方をヒントとして授けることができたら、全国で面白いことになるかも。

ふりかえり

今回の #ロキチャン はローカルにスポットを当てました。都市部で疲弊し続ける働き方を続けるか、見切りをつけて都市部を離れるか、いずれにしてもふらっと地方に移っても、逆に都市部にふらっと移っても、満足のいく働き方が出来るはずもなく、現実はそんなに甘くない。
移住したからこそ見えてきたことを、実体験を踏まえて話したら割と深い話になっちゃいました。

地方と都市部の現状

地方と都市部、それぞれの現状について「人が足らない」という共通の課題から整理してみました。

因みに今回の「地方」という定義は以下のような想定の元、お話しています。

  • 東京以外
  • 首都圏と関西圏以外
  • 政令指定都市および隣接地域

人が足らない

地方はどんどん過疎化が進んでいます。都道府県別では、東京都を含む7都県以外の40道府県で人口減(2019年総務省統計局)で、東京や首都圏の一極集中の状態。特に働き盛りで子育て中の世帯、現役世代が減少してることが就労意欲や購買意欲を奪って、会社やお店が立ち行かずに潰れていくのでゴースト化をより加速させ、諦めムードが広がります。
地方は文字通り「人手」、マンパワーが足らない状況です。

片や中央や大都市圏、地方に分類されてない地域では、首都圏を除けば人口の減少傾向にはあるものの、まだまだ過密状態。人が足りてないようには感じられない。誰が見ても余ってるように映る。ではなぜ人が足らないのか?
2019年の完全失業率は2.4%だったのに対し、コロナの影響か2020年7月の完全失業率は2.9%(2020年7月期 総務省統計局)と0.5ポイント上昇し、197万人が失業している。都市部で足りてないのは同じ人でも「人材」、リソースが足りてないのだ。

都市部では人口は多いが、企業は優秀な人材を欲しがり、争奪戦を繰り広げているので、優秀な人材獲得に多額の費用を投じ、スーパーマンを獲得するのに躍起だが、そのおかげで競争が激化し、生き残りをかけた戦いが始まりそれと同時に格差が広がり働きにくく、生きにくい状況になっている。

人余り現象がおきているのに人材が足らないとはどういうことか。企業はスリム化を進めていて少数精鋭にしたい。そのために、スキルも高く、複数の業務をこなし、育成もできるハイパーでスーパーマンをご所望だそうで、そんな人材居るはずもない幻想にもかかわらず、少しでもスーパーマンに近い人材を探し続けている。
そんな人は永遠に見つからないだろうし、見つかったとして、その程度のギャラ提示では首を縦には振るまい。それほどのスキルの持ち主なら引く手あまただろうし、自ら会社や事業を立ち上げる方がよっぽど稼げるだろう。

地方ではマンパワーが足らず、都市部ではリソースが足りてない。つまりどちらも人が足らないのだ。

働き方の変化

何年も政府が進めていた、いや進めようとしていた、テレワークやリモートという働き方は一向に進まず停滞気味でしたが、皮肉なことにコロナが猛威を振るう時期になってようやく企業の導入が始まりました。

2020年前半はコロナ禍で騒がれ、それに伴って雇止めや関連倒産が537件(帝国データバンク調べ)もあったという。でも恐らく氷山の一角で、自営のお店や零細企業などはこの数に含まれていない。

また、もうお忘れかもしれないが、コロナ以前は働き方改革でホワイトを目指そう運動が進められてました。残業を失くしたり、休日出勤を失くしたり、有給休暇取得を積極的に進めたりなど、拘束時間が解かれて自由な時間が増えましたが一方で、残業代のカットや家に居る時の光熱費、仕事以外にかかるコストが増えて、生活費を圧迫することにもなりました。

副業や早期退職を勧めてくる企業も増えました。人生を楽しめ!って方向に、これ幸いと舵を切ったようにも見えます。
雇止めや倒産、副業や早期退職など、先行きが不安定な状況に見切りを付けたり、状況的に仕方なくフリーランスとして活動をはじめる人も増えてきました。

コロナを見越してって事でもないでしょうけど、オンラインスクールやサロンなどの育成プロジェクト的な参入も増え、Twitterでは物議を醸して賛否両論あります。
WEBクリエイターへの道が開けた(ということで進めますけど)一方で、実績や経験がないことを理由に、転職や就職ができずに路頭に迷う、迷子がたくさん出てきています。

テレワークやリモートという働き方も導入しやすいこの業界は、場所を選ばない働き方ができるので、地方でも都市部でも重宝されるリソースになりえる、はずです。しかし現実はそうはなっていません。

地方がクリエイティブで活性化するには

地方は人手不足、都市部では人材不足、働き方は多様化している。この三角関係がいいバランスで繋げることができれば、働く場所にとらわれずにクリエイティブで地域の活性化が図れるはずです。

都市部が地方へマンパワーを提供し、働き方の変化によって、テレワークやリモート、ワーケーション、二拠点生活、フリーランスといったそれぞれのライフスタイルに合った働き方を選択することで、クリエイターはどこに居ても働けるようになります。
しかし、この構造には1つだけ欠陥している箇所があります…どこでしょう?

地方から都市部へ提示できるモノない!

これでは都市部からマンパワーは移動して来ないし、ふらっと手ぶらで移住したり里帰りしても、稼ぐ手段も生活もままならない状態ですし、都市部からの仕事やクラウドソーシングを当てにしても、そう上手くはいかないので、これまで移住定住促進が日の目を見ないのです。

スキルを身に付ける

では、地方から都市部へ提示できる「何か」とは何でしょう?
答えはもう出ています。都市部は人材が必要と考えています。ですからその人材になればいいのです。すなわち「スキル向上」を目指して、都市部が欲しがる人材になれば、三角関係はバランスよく成り立ちます。

学べる環境は整ってきました。ゆるふわサロンじゃなく、しっかりとスキルが身に付けられる育成機関やプログラム、組織で戦力になれる武器を手に入れ、さらに経験と実績を付けていくことが当面の課題になるでしょう。

これは地方在住のクリエイターさんやこれから移住予定のクリエイターさんだけでなく、フリーランスのみなさん全般的に言えることかもしれませんね。

地元じゃ負け知らず

地方が都市部のリソースになるためには、都市部に働きかけるよりも先にやらなければいけないことがあります。それは地盤を固めることです。足元がふらついていては、他の地域のことなど考えられません。

地盤を固めるためにポイントを4つ挙げました。ごく当たり前のことですが、意外と出来てないクリエイターさんも多いのではないでしょうか。

  1. 得意分野で勝負
    何でもできます、何でもやりますはNG。「〇〇の人」を印象付ける
  2. 地域の課題を解決する
    小さいことでいいので得意分野を行動で示す(実績づくり)
  3. ビジョンを示す
    その地域で何を実現したいのかを語る
  4. 自分らしく売り込む
    その土地のルールや習慣、配慮をしながら堅く考えずに提案する

何者かわからない存在から、その地域に役立つ存在であることを知ってもらう、つまり存在感の証明を、言葉ではなく態度や行動で示し、「役に立つ人」「アイデアを持ってる人」「何か変えてくれそうな人」というようなポジションを目指して、地盤固めをしていきましょう。
重要なポイントは2つあります。

自分のやりたい事・得意なこと・好きなことで
誰かの何かの役に立つ

そしてもう一つ。

ビジョンは共感できるものでなければ受け入れられない

この2点を忘れずに4つのポイントを実践してもらえれば、地元じゃ負け知らずwwになれる。そうだろ?

仕事がない・選べない・稼げないはホント?

  • 地方には仕事がない
    都会のように仕事は落ちてない
  • 地方では仕事が選べない
    都会の様に仕事は表面化してない
  • 地方では稼げない
    都会の様に予算取りしてない

半分はホント。「職や仕事を探す」という都心部と同じやり方、同じ感覚で動くとすれば永遠に無理。地方の田舎に行けば行くほど職の選択肢は狭まり、課題や問題点はあってもできる人が居なければ、それは仕事として表面に現れにくくなる。

みんな勘違いをしてる。思い違いをしている。

仕事は探すものでも与えられるものでもない創り出すものだ

これも地方だからではないかもしれません。フリーランスとしてやっていくなら同じことが言えます。
もう一つ、フリーランスにも地方で活躍するにも大事なことを。

3つの要望

クライアントの要望には大きく分けて3つの要望があって、この3つをバランスよく仕事として請けられると楽しいクリエイター生活を送れる。

  • 顕在的要望(Nees)
    表面化してる公募される仕事で、一般的にオファーされたり募集される。そのため競争相手も多く、選択権もないしギャラも高くはない。
  • 潜在的要望(Wants)
    表面化してない掘り起こされる仕事で、フリーランスが狙うのはここ。出来る人が提案し交渉次第で面白い仕事になる。
  • 未知的要望(Seeds)
    誰も気付いてない育てる仕事で、種を見つけたらない情報を集めて企画する比較的大きなプロジェクトになる仕事。

上から順番に難易度も上がり、知識や経験も、人脈や資金などの制作以外の要因も関係してくる。それなりに時間もかかるし、結実するとも限らない。

直球ばかりではなく変化球が必要な時もあるし、遣り甲斐が欲しい時もあるだろう。この3つをクライアントや状況に合わせて対応を変える柔軟さが必要です。

地方は都心部のアウトソースへ

地盤を固め、足元を盤石にできる頃には、スキルもその地域での実績、その実績による信頼も、行動によって示せたと思います。

仕事に遣り甲斐も感じ、地域のために役立てる喜びも感じる。そういう人に、そういう場所に他人は集まり、その地域が活気づいてくるとみんな気になりだします。

実績やうわさを聞きつけ、隣接する地域やその地域以外の場所から問い合わせや相談、場合によってはオファーに繋がることも。
世はテレワーク時代。場所を選ばない働き方ができる今だからこそ、地方に居ながらにして、いろんな地域の仕事や相談を受けることができます。

地元万歳!

地域で信頼を得ることで収益を一本確立し、足元をしっかりと固め、その地域以外の都心部やそれ以外の地域から仕事を不定期に得ることで二つ目の収益を。

2つ以上の収益構造を確立することで、地方でもクリエイターとしてやっていくことができる。スキルも実績も都心部で求められるリソースになりえます。

さぁ、みなさん

地方でフィーバーしようぜ!

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ロキチャン #4 ローカルな働き方を考える!

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