立ち止まらず探し続ける
So keep looking. Don’t settle.
立ち止まらず探し続けること(So keep looking. Don’t settle.)は、スティーブ・ジョブス氏がスタンフォード大学卒業式で語ったスピーチの第2話のテーマです。アップル社を解雇され、どん底から這い上がった経験の中で見えてきた、信念と情熱の話。今回は、「探し続ける力」というお話。(1番目の話はコチラ)(3番目の話はコチラ)
立ち止まらず探し続ける
第2話は、ジョブス氏がガレージでアップル社を創業してから、会社の成長とともに招き入れた人物と対立して解雇され、新たにNeXT社・PIXAR社を立ち上げ、再びアップルCEOに返り咲くまでの話です。
創業者が自分の会社から追い出されるという、想像するだけで屈辱的な経験でした。しかしジョブス氏はその後、NeXT社がアップルに買収されて暫定CEOとして戻るまでの5年間を、腐らずに前進し続けます。その間に2社を立ち上げ、最愛の伴侶と出会い、人間としても大きく成長しました。
立ち止まらず探し続けることの意味が、この5年間に凝縮されています。解雇という最悪の出来事でさえ、信念と情熱を持ち続けた人間にとっては、次の扉を開ける鍵になりえるのです。
立ち止まらず探し続けることと信念
ジョブス氏はスピーチの中で、こう語りかけています。
アップルを追われなかったら今の私は無かったでしょう。非常に苦い薬でしたが、私にはそういうつらい経験が必要だったのでしょう。最悪のできごとに見舞われても信念を失わないこと。自分の仕事を愛してやまなかったからこそ、前進し続けられたのです。
みなさんも大好きなことを見つけてください。仕事でも恋愛でも同じです。好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけない。本当にやりたいことが見つかった時には、不思議と自分でもすぐに分かるはずです。
すばらしい恋愛と同じように、時間が経つごとによくなっていくものです。だから探し続けてください。絶対に立ち尽くしてはいけません。
スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式スピーチ(2005年6月12日)より
Qriousのポリシーの一つに「楽しみを探し求める」という言葉があります。「Qrious」という名前はその通り「好奇心」からきており、頭文字の”Q”は”Quest”(探求)を表しています。つまり「好奇心を探し求める」という意味が込められているのです。
ワクワクしながら創作活動を続けるために「楽しみを探し求めること」を忘れない——ジョブスの言葉は、その姿勢とそのまま重なります。
立ち止まらず探し続けることを今に活かす
大好きな仕事を信念を持ってやり通せば、いつか花開く日が来ます。ジョブス氏の経験はそれを証明しています。しかし、まだ大好きな仕事が見つかっていない人にとっては、「探し続けてください」というジョブス氏のエールがそのまま道標になります。
立ち止まらず探し続けることは、簡単ではありません。うまくいかない時期が続くと、諦めてしまいたくなることもあります。しかしジョブス氏は、その諦めたくなる瞬間こそが「信念を試されている時だ」と言っています。
どうせ働くなら、楽しみを探し続けた方がいい。本当にやりたいことが見つかった時は、自分でもすぐにわかる——その言葉を信じて、今日も一歩前に進むことが大切です。
ちなみに…
ちなみに、ジョブス氏がアップルを解雇されてから復帰するまでの間に、人生のもう一つの転機がありました。のちに最愛の妻となるローレン・パウエルとの出会いです。1989年、スタンフォード大学のビジネスクールで講演をした際に客席にいた彼女と出会い、1991年に結婚しました。
仕事で最悪の時期に、人生で最良の出会いがあった。紆余曲折の道の途中に何が待っているかは、歩き続けた人にしかわかりません。だからこそジョブス氏は「恋愛も仕事も同じ」と語ったのかもしれません。
立ち止まらなければ、出会えるものがある。
立ち止まらず探し続ける
というお話でした。
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ゲツコーギルド合同会社 CEO兼クリエイティブ・コンサルタント
約30年ほど前、インターネットの黎明期から企画・マーケティング、システムやネットワーク開発など、文字通りWEB業界を創ってきました。徐々に大規模プロジェクトが増えたことに伴い、プロデュースやディレクション、コンサルティング、マネジメントを求められるようになり、東日本大震災をきっかけに、フリーランスの地位向上と働き方の創出のために制作ギルドを創立。配信やセミナーなど育成や再生も開始し、デザイナーやコーダーはもちろん、ディレクターやプロデューサーも数多く輩出しています。