パブリック・コミットメント

パブリック・コミットメント ~ 思ったことは口に出す

パブリック・コミットメント

Public commitment

年の初めに、「 一年の計 」という話を書きました。その中で計画っていうのは公表した方がもっともっと効果があるんだぜって意味深なことを書いたのを思い出しました。無責任発言にになっちゃいけないので忘れないうちに、今回は公言というお話。

これまでにも何度か書いてきた「思ったことは口に出す、口に出したら行動する」をポリシーとしている。グウタラ人間って自覚があるので自分自身にノルマを課さないと一向に進められないから、ダラダラウジウジしてしまわないようにと近くに居る人にも推奨してる。

まぁ、やるかやらないかは本人の勝手なんだけど、実はこれって僕の勝手な思い込みや持論の押し付けじゃぁなく、ちゃんとした根拠に基づいて口走ってる。

パブリック・コミットメントって言葉を聞いたことあるだろうか。
公的機関が広く一般大衆の意見を募ってるやつ?って思った人、そりゃパブリック・コメント。
パブリック・コミットメントとはザックリ言うとこんな感じの心理学用語。

自分自身で公言すると、その発表した内容に責任を持とうという心理的バイアスが働き、実現のために行動を起こす確率が高くなる

というもの。

なので思っているだけじゃなく、誰かに、それも複数、人が多ければ多いほど、公言することで引っ込みがつかず遣るしかなくなる訳ですね。

やっぱり周りの人に話したら、言った以上は何らかの成果を上げたい思うのが人情でしょう。口に出したことで、しっかりやらなきゃなって思うのは頷けます。

更に公言にはもう一つ効果があって、心理学からはちょっと離れるけど公言することによって周囲の人に「そうなんだぁ、そういう目標があるんだぁ」って周知されます。
すると、それを知った人が、何かの機会にそれを思い出して、繋いでくれるキッカケをつくる可能性が出てきます。
つまり聞かされた方も「協力してあげよう」みたいな気分にさせると勝手に解釈しています。

ピンと来てない方に、具体的にパブリック・コミットメントの例を挙げてみましょう。

  • 結婚式で多くの参加者の前で誓いを立てると離婚率が下がる
  • 多くの友人や家族、親類に恋人を紹介しておくと結婚の確率が上がる
  • いついつまでに〇円お金を貯めると宣言すると期日より早く目標金額の貯金に成功する
  • 友達同士で〇kg痩せるとお互いに宣言するとダイエットに成功する確率が上がる
  • 志望校をなるべく多くの人に宣言しておくと合格率が上がる

などなど、様々な実験結果で効果が出ているのです。
もちろん、その他の条件や要素で確率が上がった可能性も否定しないし、何より「どのくらい本気」で「どうやって」っていうことが、無理なく継続できる方法や計画であることが成功率に大きく影響します。

例えばダイエットは、周りの人に宣言しても5~15%程度の人しか効果が出ないという結果もあるし、志望校ならば、到底無理な学力だとしたら確率は大幅に下がるでしょう。
政治家が選挙公約を掲げても実現できないのは、実情が分からずに立てた無謀な公約の実例と言えます。

節目節目で計画を立てたり見直すことと、それをみんなの前で公言し、実現に向けて動き出すという一連の行動が伴ったとき、はじめてその効力は発揮されるんだろうと思う。

宣言するのは怖い事だし勇気が要る。最悪なのはやるやる詐欺。口だけ番長。周囲をガッカリさせてしまいます。

計画や目標の大小は関係ないので、短いスパンで達成可能なことからチャレンジしてみてはどうでしょう。一日一善もパブリック・コミットメントの一つです。

みなさんは今年の抱負を宣言しましたか。

ある人はスキルアップ、ある人は進路変更、ある人は売上向上や取引先の拡大などなど…

ちなみに僕は、年内に「移住する」ことと「メンバーを現状の倍に増やす」ことを目標に掲げました。

どんな公言であっても、みなさんの計画や目標は尊いと思うし、想いが叶うことを願っています。協力できることがあれば協力もします。

パブリック・コミットメント

というお話でした。

~ 本文で紹介された書籍をご紹介 ~

心理操作ができる本 (知的生きかた文庫)