夢を叶えるということ ~ 変わるべきは自分なのか

夢を叶えるということ

Dreams come true?

ブログのタイトルにするのも恥ずかしいくらいなんですけど、勿論ドリカムの話ではありません。カフェでちょっと鬱陶しいおっさんが若い子に絡んでて、その内容にイラッとしたんで今回はおっさんがおっさんにイラッとした話…ではなくて、夢の叶え方というお話。

先日カフェでくつろいでるとき、僕より少し上の世代の男性(通称 おっさん)が、20代前半くらいで新卒風の男女4,5人に、こんなことを言っているのを耳にしました。

今の自分を変えなきゃダメだ!何でもいいから夢を持て!そして夢の実現のために努力とたくさんの挫折を経験しろ!そうすれば夢は必ず叶う!

呑み屋でもないのにカフェで若者を前に演説する暑苦しい、いや熱く語るおっさんは、いったいどんな顔して言ってんのかと思って思わず回り込んで顔をチラ見しちゃいました。そして熱弁するおっさんこそ夢はかなったのかな?って、ちょっと頭をよぎったものでニヤついてしまいました。

さて、このおっさんの言ってることは、自分に陶酔しちゃうタイプの人にありがちで無責任な発言ではあるものの、年寄りが若者に向かって発する使い古されたフレーズなので別にスルーしても良かったんです、良かったんだけども、数少ないレアな読者のみなさんはご存知の通り僕が天の邪鬼なのを知ってると思うので、なんか期待しちゃってますよね。その通り、ちょっと引っ掛りを感じてしまいました。

「夢を持って努力する」の部分についてはまぁ善しとしましょう。ても「今の自分を変えなきゃダメ」と「夢は必ず叶う」の因果関係に根拠がないし納得いかないなぁと僕のゴーストがささやくのです。
要するにおっさんは自分が変われば夢は叶うと言ったんです。この無責任発言はちょっと聞き捨てならないなぁと思いませんか。

想像や想定と違ったというだけで「思ってたんと違う~!」って刃物で刺されちゃったり、遠くに連れ去られちゃうような時代に、バブルの恩恵を堪能したおっさんが、何なら、この長く低迷する日本経済を生み出した責任の一端を担ってるおっさんがツケも払わず、我が物顔で夢も希望も持てなくなった若者世代に、どの面下げて偉そうに!って思うわけです。

エスプレッソ並みに苦々しく聞いてる若者たちの代弁をするとしたら、おっさんにこう聞いてみたい。

では、僕は空を自由に飛びたいです。好きな時に好きなように地上を飛び立ち、行きたいときに行きたいところに飛んでいきたい。生き方を変えてそう願ったら、僕に羽が生えてきて空を飛べるようになりますか?

自分が変われば夢が叶うとは、そういうことですよねぇおっさん。羽が生えて進化するか或いはレベルアップしてルーラを覚えるか、みなさんはどう思います?屁理屈でしょうか?そもそも夢を叶えるために変えるべきはホントに自分なのでしょうか。

どんなに自分が変わろうと努力しようとも、僕の背中に羽は生えてこない。だとしたら、変えるべきは自分ではなく、夢を叶える方法や手段ではないでしょうか。

おっさんの言うことをすべて否定はしません。一理あるなぁと思うから。
いくら願っても、努力しても、夢が叶うとは限らない。努力が報われないことは往々にしてあります。だけど夢が叶わないと決まってるわけでもない。もしかしたら現状を変えることで、少なくともその夢に近づくことぐらいはできるかも知れない。僕もそう考えるからです。

現状を変えて夢に向かって努力すれば夢に近付ける。確かに羽は生えては来ないけど、だから夢が叶わないと思うのは短絡的すぎるし、それが決まっているのなら人生なんて何にも楽しくない。
だから発想を転換させて、羽が生えないのなら、夢を叶えるための方法、手段を考えればいい。
空を飛ぶための装置(機械)を創る技術、飛ばすためのテクニックを身に付ければ、だいぶ夢に近付ける。例えば竹コプターとか魔導士に教えを乞うとか。

もしおっさんがこう話していれば、暑苦しくて自分に陶酔する無責任発言のおっさんと言う部分は訂正しよう。自分のことは棚に上げて他人に説教する身勝手なおっさんに昇格だ。おめでとう!

みなさんも夢の実現にはまず自分を改造しなきゃ!なんて大それたこと考えてませんか。そもそも、そう簡単に自分を変えることなどできるのでしょうか。甚だ疑問です。それよりも方法や手段を考え直してやってみる方がよっぽど現実的だし、引き返せるって思える分、肩の力も抜けて長続きするんじゃないのかなぁなんて、グータラな僕などは思うわけです。

実は継続して努力することが、夢の実現には一番必要なことかも知れません。行き詰ったら立ち止まってそんなことをボケーっと考える時間を持つことが、自分を追い詰めずに継続していくコツのような気がします。

なぁんてね。そんなことをあれこれ考えながら、トレーを店員さんに渡してタリーズを後にしたのでした。

夢を叶えるということ

というお話でした。